
TPPで日本支配をたくらむ者たちの正体
苫米地英人 and 箱崎空
サイゾー / 2013-09-27
この本について
国際ルールのニュースを見ても、「結局、誰がどう決めてるのかよく分からないまま、自分たちの生活に影響が出るのは怖いな…」と感じることがあります。透明性がないまま物事が進んでいくときの不安って、説明できないけど確かにありますよね。僕も同じで、どこまでが事実で、どこからが推測なのかを整理できずにモヤモヤしていました。 この本は、TPPをめぐる交渉で「なぜここまで情報が外に出てこないのか」という点に焦点を当てています。特定の国や企業がどう振る舞ったのか、その結果としてどんな仕組みが成り立ち得るのかを、著者なりの視点で読み解いていく内容です。たとえば、関税よりも“非関税障壁”の撤廃にこだわる理由や、ISD条項のように企業が国家を訴える仕組みが持つ重さなど、交渉の裏側で動いている論理を知るだけでも、ニュースの見え方が少し変わってきます。ジンバブエの水道の話のように、「制度が変わると現場で何が起きるのか」という具体例が出てくるのも、自分ごととして考えやすかったところです。 もちろん、本の内容すべてを鵜呑みにする必要はありません。ただ、“国際ルール=いつも公平”と思い込みそうになる自分に、「本当にそうか?」と問い直すきっかけにはなりました。特に、意思決定の場から一般の生活者がどれだけ遠いのかを意識することで、ニュースの一行に対しても自然と距離を置いて考えられるようになります。 「大きなルールがどう作られているのかを、一度ちゃんと見直したい」という人に刺さる本だと思います。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの39%が集中しています。
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