
すべてがFになる【S&Mシリーズ全10冊合本版】 (講談社文庫)
森博嗣
累計読者数5
平均ハイライト数 8.8件/人
star総合評価 33/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%
この本について
日常の中で、ふと「なんでこんなに生きづらいんだろう」とか、「時間とか現実って、そもそも何なんだろう」と立ち止まってしまうことがあります。忙しく過ごしているはずなのに、どこか感情が追いつかないまま日々が進んでいく感じ。そういう時って、誰かに励まされたいというより、ちょっと違う視点に触れて呼吸をし直したくなるんですよね。 森博嗣の『すべてがFになる』は、ミステリとしての面白さはもちろんなんですが、読者が保存している言葉を見る限り、多くの人が“世界の見え方が一度ズレる瞬間”に惹かれているんだと思います。「生きていることの方が異常」とか「死を恐れている人はいません。死に至る生を恐れている」みたいな一言で、自分が当然だと思っていた前提をそっと外される感じがある。あれが効くんですよね。 それと、時間の話や、感情が習慣によって形づくられているという視点は、仕事に追われている時ほど刺さります。時間は金より重い、というシンプルな事実を突きつけられると、今日の自分の使い方をほんの少し見直せる。現実が幻想だという話も、決してスピリチュアルではなく、思考のクセを意識するきっかけとしてちゃんと着地してくれる。 ミステリを読みながら、いつの間にか自分の軸の位置を確認したい人にはちょうどいい本です。物語の緊張感に引っ張られつつ、気づけば視界が少しクリアになるタイプの読み物が好きな人に刺さると思います。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの62%が集中しています。
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