
知の考古学 (河出文庫)
ミシェル・フーコー and 慎改康之
累計読者数6
平均ハイライト数 5.5件/人
推定読了時間 約8時間32分
star総合評価 40/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 13%
この本について
仕事でレポートを書くときや、普段の会話でも、「自分はいま何を前提にして話しているんだろう」とモヤッとすることがありませんか。言葉って一度口にすると当たり前のようにそこにあるものとして扱われるけれど、その背後にある条件まではなかなか見えないままです。 フーコーの『知の考古学』は、その「見えない前提」をどう扱えばいいのかを、かなり徹底して考えさせられる本です。例えば、歴史を「出来事の集まり」ではなく、社会がどのようにドキュメントを選び、地位を与え、語りうる形に加工してきたのかとして捉える視点。あるいは、同じ語が使われていても、状況が変われば同じ言表とはみなせない、という冷静な割り切り。自分の発言や他者の言葉を、固定した意味として受け取るのではなく、どんな条件でそれが可能になったのかを考える癖がつきます。 読んでいて一番効いたのは、「語られたこと」は偶然でも必然でもなく、その場でその言表が発生したという事実によって成立している、という考え方でした。これを知ってから、会議の空気や、誰が何を言える立場にいるのか、といった“言説が生まれる現場”の観察が少し変わりました。本に書かれているのは難解な理論ですが、職場のちょっとしたコミュニケーションの解像度が上がる実感があります。 「自分が扱っている言葉の成り立ちを、一度ちゃんと見直したい人」に刺さる一冊だと思います。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの34%が集中しています。
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出版社による紹介
あらゆる領域に巨大な影響を与えたフーコーの最も重要な著作を気鋭が42年ぶりに新訳。伝統的な「思想史」と訣別し、歴史の連続性と人間学的思考から解き放たれた「考古学」を開示した記念碑的名著。
読んだ内容を、もう忘れない。
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