
仕事道楽 新版 スタジオジブリの現場 (岩波新書)
鈴木 敏夫
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この本について
仕事のことで考えすぎて、目の前の判断がどんどん重たくなるときがあります。自分の役割って何なんだろうとか、ちゃんと前に進めているのかとか。そんなときにこの本を読むと、ジブリという大きな看板の裏側でも、みんな迷ったり揺れたりしながら進んでいたんだと、少し呼吸がしやすくなります。 刺さるのは、鈴木さんが「交通整理」くらいの感覚で仕事をとらえていたところや、宮崎駿がいまだに細部から考え、迷ったら別の大問題をつくって突破しようとするクセみたいなものが包み隠さず書かれているところ。立派な理論より、現場で人がどう動いているかがそのまま出ていて、読んでいる側の肩の力が抜けるんですよね。さらに「信頼はするが尊敬はしない」という距離感の話は、人と一緒に何かをつくるときのリアルな距離の取り方として妙に実用的でした。 華やかな成功談というより、仕事を「いまここ」で回していくための等身大の視点がほしい人には合うと思います。完璧でなくていい、迷っていても前に進める、そんな感覚を丁寧に思い出させてくれる一冊です。
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