
ものの言いかた西東 (岩波新書)
小林 隆 and 澤村 美幸
この本について
人と話していて、相手の一言に妙な違和感を覚えたり、「なんでこの人はこういう言い方をするんだろう」と気になったりすることってありますよね。自分の受け取り方が過敏なのか、相手が無神経なのか、その境界がよくわからなくなる瞬間があると思います。僕自身、会議でも日常でも、言い方の温度差に振り回されがちです。 『ものの言いかた西東』は、そのモヤモヤを「性格の問題」で片付けず、もう少し広い視野で捉え直す助けになります。例えば、挨拶ひとつ取っても、地域によっては「おはよう」を省略していきなり本題に入るのが普通だったりします。そこには、発言するかしないか、細かく言い分けるかどうか、直接言うか間接的に言うかといった“発想の違い”が静かに横たわっています。相手の言い方の背後にある発想を知ると、「あの人はこういう性格だから」みたいな短絡的な解釈から、少し距離を置けるようになるんですよね。 さらに、この本は地域差の話に見えて、実は自分の癖を知るための鏡にもなります。自分はどれだけ直接的に話すタイプなのか、どれだけ相手に配慮を言語化するのか、どんな時に言葉を省略しがちなのか。無意識の言い方のクセを客観的に捉えられると、コミュニケーションで余計な衝突を減らせるし、相手への見通しも立ちやすくなります。 人と話すたびに疲れてしまう人や、「相手の言い方」に敏感になりがちな人に刺さる本です。自分と他者の距離を、少しだけ扱いやすくしてくれます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの71%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




