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合本 義経【文春e-Books】

合本 義経【文春e-Books】

司馬遼太郎

文藝春秋

累計読者数4
平均ハイライト数 7.5件/人
推定読了時間 約12時間24分
star総合評価 48/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 42%

この本について

仕事でも人間関係でも、頭では筋道が分かるのに、気持ちの波立ちや人との距離感でつまずくことってあります。自分でも説明できない不器用さや、他人の思惑に飲まれてしまう感じが続くと、「結局、強い人だけが前に進めるのか…」と落ち込みがちですが、そんなときに司馬遼太郎の『義経』を読むと、少し景色が変わります。 刺さった抜粋を見ていると、読者の方は義経の強さよりも「弱さ」「幼さ」「政治的な鈍さ」に光を当てています。戦の天才と言われる人物が、議論は苦手で、情に流され、決断の裏に深い孤独を抱えていたという描写は、こちらの“生きづらさ”と地続きにあります。勝ち負けの世界にいても、人の情けが組織を支えていたり、最初に動く者ほど損をしたりする現実も描かれていて、妙に現代と重なってくるんですよね。 この本が効くのは、強くなる方法ではなく、「弱さを抱えたままどう生きるか」を歴史人物を通して考えられるところです。義経の繊細さに自分を重ねつつ、頼朝や義仲の鈍さや温かさにも触れていくと、人の成功や失敗が単純な能力では説明できないことに気づきます。そこから、いま目の前の人間関係や仕事での判断にも、少しだけ幅が出てきます。 届いてほしいのは、「自分の弱点の扱い方に迷っている人」。歴史物というより、ひとりの不器用な人間の物語として読むと、ずっと心に残る一冊になります。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

【上下巻合本版】 みなもとのよしつね——その名はつねに悲劇的な響きで語られる。源氏の棟梁の子に生まれながら、鞍馬山に預けられ、その後、関東奥羽を転々とした暗い少年時代……幾多の輝かしい武功をたて、突如英雄の座に駆け昇りはしたものの兄の頼朝に逐われて非業の最期を迎えてしまう。数奇なその生涯を生々と描き出した傑作長篇小説。
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