
「後継者」という生き方
牟田 太陽
累計読者数3
平均ハイライト数 9件/人
star総合評価 51/100
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この本について
後継ぎとして会社にいると、「自分の立場、これで合ってるのか」とか「年上社員との距離感どうすればいいんだろう」とか、誰にも言いにくい悩みが積み重なっていく感じがありますよね。しかも外からは恵まれているように見えてしまうから、余計に弱音を出しづらい。僕自身、社員とのコミュニケーションや、父親との距離の取り方で何度もつまずいてきました。 『「後継者」という生き方』は、そういう“後継ぎ特有のつっかえ”を、かなり具体的な場面レベルで言語化してくれる本です。たとえば、社内トラブルの9割がコミュニケーション不足だという話。これは当たり前のようで、後継ぎは立場が変わるほど自分が思っている以上に「言ったつもり」「察してほしい」をやりがちです。仕組みで防ぐという視点は、読んでいて自分のクセを直視せざるを得ませんでした。また、古参社員との向き合い方や、片腕を“育てる”という視点も、綺麗ごとではない現場感があって、実際の行動に落とし込みやすい内容です。 何より刺さったのは、「自分以外はみな我が師」という姿勢。後継ぎになると、知らず知らずのうちに“わかったつもり”に陥りがちですが、社員一人ひとりの強みを見つけることが自分の仕事だと言われると、立場が変わった後の視界も少し開けます。 創業者と比べてしまう人、社員との距離の取り方に迷っている人、そして“後継ぎの正解が見えないまま走っている感覚”のある人に、とくにしっくりくる本だと思います。
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