
新卒採用基準―面接官はここを見ている
廣瀬 泰幸
この本について
就活の話になると、「自分に自信がないのに、どうアピールすればいいんだろう」「面接で急にうまく話せと言われても無理だよ…」みたいなモヤモヤがつきまといますよね。僕も就活のころは同じで、他の学生と比べては落ち込んでばかりでした。そんなとき、この本を読むと“自信のなさ”そのものをどう扱えばいいのか、ちょっと視点が変わります。 この本の効きどころは、面接テクニックよりも、まず土台としての「人間性」をどう整えるかにあるところです。自己肯定感が低いと語尾が上がったり、沈黙を怖がって「えーっと」が増えたり、他者をうまく尊重できなかったり…実際に日常の振る舞いに出るんですよね。著者はそこを丁寧に言語化してくれるので、「あ、自分のあのクセってここから来てたのか」と気づけます。そして、3分間で自分の長所を書き出すワークや、“間”の取り方を練習する理由が腑に落ちてくるのが面白いところです。 もうひとつ刺さったのは、企業側が何を大事にしているかが、かなり生々しく書かれている点です。役員面接で「困難でも踏ん張れるか」「社会性があるか」「この仕事が好きか」を聞く背景には、彼ら自身の経験がある。ここがわかると、単に正解を探す面接ではなく、「自分の経験をどこまで誠実に差し出せるか」という視点に変わります。 「就活の軸がよくわからない」「自己PRが毎回しっくりこない」という人には、とくにちょうどいい本だと思います。自分を作り込む前に、一度ここで足元を整えてみる感覚で読んでみてください。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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