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[新装版]全訳「武経七書」3 六韜 三略

[新装版]全訳「武経七書」3 六韜 三略

守屋 洋 and 守屋 淳

累計読者数5
平均ハイライト数 18.8件/人
star総合評価 53/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 22%

この本について

最近、目の前の問題に追われているうちに、「そもそも自分は何を見ようとしていたんだっけ」と立ち止まることがあります。衝突してから考えるのでは遅いのに、つい場当たりで動いてしまう。人を見るときも同じで、声が大きい人の意見に流されたり、評価の空気に引っぱられたりしてしまう。そういうときに、この『六韜・三略』を読むと、少し視野が整う感じがありました。 この本が効いたのは、まず「戦わないうちに勝負を決める」という発想に触れたときです。努力や根性以前に、衝突自体を未然に防ぐのが上策だと言い切る。その視点が入るだけで、日々の優先順位のつけ方が変わりました。また、人の力量をどう見極めるかの基準がとても具体的で、金を渡したらどう動くか、責任を与えたらどうなるか、といった“試金石”が並ぶので、曖昧な印象論から距離がとれます。さらに、人民にとって何が損害なのかを一つずつ挙げていくくだりは、組織でも家庭でも「相手の生活をどう守るか」という地に足のついた感覚を思い出させてくれます。 派手な名言で気持ちを煽る本ではなく、自分の判断の癖を静かに矯正してくれるタイプです。権限を持つ立場の人だけでなく、「人を見る目に自信がない」「衝突を減らしたい」と感じている人には、特に刺さると思います。古典ですが、読みおわったあとに妙に現実の景色がクリアになる一冊でした。

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