
ドキュメント コンピュータ将棋 天才たちが紡ぐドラマ (角川新書)
松本博文
KADOKAWA / 2015-03-25
累計読者数3
平均ハイライト数 59.7件/人
推定読了時間 約3時間5分
star総合評価 75/100
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この本について
仕事でも趣味でも、気づけば“正解らしきもの”を探してしまう瞬間ってありますよね。マニュアル通りに動けば外さないのは分かっているけれど、どこか窮屈で、そもそもそれって自分の戦い方なのか…と手が止まるあの感じ。僕もよく迷います。 『ドキュメント コンピュータ将棋』を読むと、その迷いに少し風が通ります。棋士も開発者も、整備された高速道路を走りつつ、渋滞を抜けるために自分なりの道を探している。準備に気乗りしなくても、後から効いてくる経験があること。プロ棋士の棋譜という積み上がった知の重さに、AI開発者が素直に驚く場面。どれも「最前線の人ほど、迷いながら手を伸ばしている」という事実を静かに示してくれます。 さらに印象に残ったのは、勝負の厳しさがあっても、簡単に“効率だけ”に寄らない姿勢でした。羽生やカスパロフの準備、コンピュータの弱点を突けば勝てるかもしれないけれど、それでは将棋そのものがつまらなくなるという葛藤。そこには、成果だけでは語れない営みの重たさがあり、仕事に置き換えると妙に胸に刺さります。 正解に寄せられがちな日々の中で、「積み上がったものを疑い、でも同時に尊敬する」という姿勢を見たい人に向いている本です。僕も読み終えてから、準備や迷いとの付き合い方が少し変わりました。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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出版社による紹介
プロ棋士と互角以上の戦いを繰り広げるまでに進化した将棋プログラム。不可能を可能にしてきた開発者たちの発想と苦悩、そして迎え撃つプロ棋士の矜持と戦略。天才たちの素顔と、互いのプライドを賭けた戦いの軌跡。
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