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実践ドメイン駆動設計

実践ドメイン駆動設計

ヴォーン・ヴァーノン and 高木 正弘

翔泳社 / 2015-03-16

累計読者数16
平均ハイライト数 46.3件/人
推定読了時間 約12時間22分
star総合評価 74/100
menu_book精読型
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この本について

開発を続けていると、「この設計、なんとなく不安だけど言語化できない」とか、「チームごとに前提が違っていて話が噛み合わない」という場面がけっこうあります。自分でも何度も経験してきました。コードの構造よりも、そもそも何を作ろうとしているのかを共有できていない感じ。そんなモヤモヤに向き合うのは後回しにしがちですが、結局あとで大きなツケになります。 『実践ドメイン駆動設計』は、この「噛み合わなさ」の正体を丁寧に見える化してくれる本でした。たとえば、似て見える機能を同じモデルに押し込んで破綻するケースや、ユビキタス言語を使わず機械的にモジュールを切ってしまう危うさが、実例ベースで書かれています。読んでいて痛いところを突かれますが、「なぜ混乱が起きるのか」「どこを直せば前に進めるのか」が、現実的なレベルでつながる感覚があります。境界づけられたコンテキストを現状から描く姿勢や、ドメインオブジェクトをテストファーストで育てていく流れも、すぐ現場に持ち帰れるものでした。 個人的には、「用語の意味がコンテキストによって変わる」という当たり前のようで見落としがちな視点が、一番効きました。名前の付け方やサンプルコードへの過度な期待など、細かいところで迷っていた判断が整理され、モデルを複雑にしないためにどこまで踏み込むべきかの線引きもつきやすくなります。 チームで建設的な設計の会話がしたい人、あるいは毎回同じ沼にハマってしまう感覚がある人には、とても刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

『エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計』は、2003年の刊行だったにもかかわらず、大型ソフトウェア構築時につきまとう不透明感を払拭するための指針として現役技術者に多大な影響を与えた。ある意味、エリック・エヴァンスの先見性によって、今日、必要とされるパタン/アンチパタンが整理されていたためだ。 とはいえ、それからすでに11年。ベースとなるオブジェクト指向はそれほど大きな変革はないものの、この10年の間にコンピューティングの対象は大きく増え、さらにドメイン駆動設計をコトバでは知っているものの、経験値のまだ低い技術者の増加もあり、理論だけではなく現状に則した形で体得する必要性が増している。 本書はDDDの考え方はもちろん、コミュニティや実際のビジネスシーンのなかから実践的な方法論を精錬し、いわば21世紀(初頭)型ドメイン駆動設計を伝授するものであり、現在のニーズに合致する内容で構成されている。
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