
論語と算盤と私
朝倉 祐介
ダイヤモンド社 / 2016-10-06
この本について
仕事でも人生でも、「どっちに進むのが正解なんだろう」と考えすぎて動けなくなることがありますよね。私も同じで、選択のたびに迷うくせに、最悪の事態を想像すると余計に足がすくんだりします。でも、朝倉さんの『論語と算盤と私』を読んでいると、迷い方そのものが少し変わる感覚がありました。 特に刺さったのは、まず「退路を用意することで前に踏み出せる」という視点でした。弱気に聞こえるけれど、むしろ挑戦を現実的に続けるための設計なんですよね。それから、「理・心・運」に分けて考える話も、個人レベルでの意思決定にそのまま使えるなと思いました。考え抜くことよりも、考えた後をやり抜く胆力の比重が大きいというのは、日常の小さな決断にも効きます。そして最後に、自分の決断を正しいかどうかで評価せず、後悔しない基準で選ぶ姿勢。これは迷いがちな私にとってかなり救いでした。 理想の読者像をひとことで言うなら、「決めたいのに決めきれないまま大人になった人」。そういう人が読むと、自分の足場が少し固まる感じがする本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
読書の順序
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