
沖縄の不都合な真実(新潮新書)
大久保 潤、篠原 章
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推定読了時間 約4時間25分
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この本について
沖縄の基地問題って、ニュースではよく見るのに、実際のところ何が起きているのか整理しようとすると、すぐに言葉が詰まってしまうことがあります。誰の意見を基準にしていいのか分からないまま、「なんとなくのイメージ」で判断していたかもしれない──そんな感覚に覚えがある人は多いと思います。 この本は、そうしたもやつきをほぐす材料になります。たとえば、振興資金が巨額に投入されても生活指標が改善しない理由や、基地反対・容認のどちらにも経済的な事情が絡んでいる現実、そして県内の政治・メディア・労組が独特の構造をつくり上げていることなど、普段の議論では語られにくい背景が淡々と描かれています。読み進めるほど、「賛成か反対か」という二択では説明できない複雑さが見えてきて、あいまいな印象で語れなくなる感じがあります。 もちろん、この本の視点がすべて正しいと言いたいわけではありません。ただ、沖縄をめぐる議論がどうしてあれほど噛み合わないのか、自分の中で整理するための材料としてはかなり役に立ちました。とくに、「沖縄の中にも立場が多様にある」と捉え直したい人にはしっくりくるはずです。 沖縄をどう語ればいいのか迷い続けてきた人に向いている一冊だと思います。
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出版社による紹介
こじれにこじれる沖縄の基地問題の本質はどこにあるのか。見据えるべきは「カネと権利」の構造である。巨額の振興予算を巡り、繰り返される日本政府と県の茶番劇。この構図が変わらない限り、問題は解決できない。公務員が君臨する階級社会、全国ワーストの暮らしに喘ぐ人々、異論を封じ込める言論空間等々、隠された現実を炙り出す。党派を問わず、沖縄問題の「解」を考えていく上で必読の書。
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