
世界トップリーダー1000人が実践する時間術
谷本 有香
KADOKAWA / 2015-07-09
この本について
仕事の時間があっという間に消えていく感じ、僕もよくあります。会議が少し伸びただけなのに妙に疲れたり、5分空いたところで「何もできないし」とスマホを触って終わる日があったり。気づけば、自分でコントロールしているようで全然できていない時間が積み重なっているんですよね。 この本を読んで印象に残ったのは、トップリーダーだから特別な技を持っている、という話ではまったくないところです。むしろ逆で、「数分の使い方」や「自分にとっての朝の作り方」みたいな、日常の微調整をどれだけ丁寧にやっているかが時間の質を決めているという視点でした。会議を5分オーバーさせないとか、必要な数字だけは頭に入れておくとか、一見地味な積み重ねが“判断の速さ”や“疲れにくさ”につながっていく。これは僕自身、すぐ真似できて効果を感じやすい部分でした。 もうひとつは、余白の扱いです。何もしない時間をあらかじめスケジュールに入れてしまうという話。正直、最初は「そんな贅沢できないよ」と思ったのですが、読むほどに“雑に詰め込んでパフォーマンスが落ちる”ことの方がコストが高いと腑に落ちました。短時間でも毎日家族に触れる時間を確保する、という例も、時間の「長さ」より「意味」の方を見ている感じがして勇気づけられます。 日々の仕事に追われて、気づけば自分の時間が他人に決められている気がしてしまう人。そういう人ほど、視点の転換が起きやすい一冊だと思います。時間術というより、“どうやって自分の意志を取り戻すか”を静かに教えてくれる本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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