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ベーシック・インカム 国家は貧困問題を解決できるか (中公新書)

ベーシック・インカム 国家は貧困問題を解決できるか (中公新書)

原田泰

累計読者数8
平均ハイライト数 16.6件/人
推定読了時間 約3時間40分
star総合評価 51/100
start序盤集中型
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この本について

働き方も物価もゆらいでいて、「この制度って本当に自分を守ってくれるのかな…」と不安になることが増えました。生活保護の話題を目にしても、制度が複雑すぎて、どこが問題なのかよく分からないままモヤモヤが残る。そんな時に、この本は現状の“何がズレているのか”を静かに整理してくれました。 特に刺さったのは、日本では支出総額は小さいのに、一人当たりの給付額が妙に高いという歪さです。困っている人が受けられていない一方で、制度の運用には手間と人件費がかかりすぎている。数字と事例を淡々と並べられると、自分のなかの“日本は最低限は守ってくれる国だろう”という思い込みがじわっと崩れました。また、企業に保障を肩代わりさせる仕組みがもう時代に合わない、という指摘も、働き方の不安定さを実感している身としては腑に落ちました。 ベーシックインカムを「魔法の解決策」と持ち上げる本ではなく、むしろ制度の全体を見渡したうえで、どこまで現実的に組み替えられるのかを考えるための材料がそろっています。自分の生活にどうつながるかを想像しながら読むと、社会保障が急に遠いものじゃなくなる感覚があります。 社会の仕組みにうっすら不信感を持ちつつ、「じゃあ何が代わりになるんだろう」と考えたい人に静かに刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

格差拡大と貧困の深刻化が大きな問題となっている日本。だが、巨額の財政赤字に加え、増税にも年金・医療・介護費の削減にも反対論は根強く、社会保障の拡充は難しい。そもそもお金がない人を助けるには、お金を配ればよいのではないか―この単純明快な発想から生まれたのが、すべての人に基礎的な所得を給付するベーシック・インカムである。国民の生活の安心を守るために何ができるのか、国家の役割を問い直す。
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