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仕事と家族 日本はなぜ働きづらく、産みにくいのか (中公新書)

仕事と家族 日本はなぜ働きづらく、産みにくいのか (中公新書)

筒井淳也

中央公論新社 / 2015-05-25

累計読者数4
平均ハイライト数 14.5件/人
推定読了時間 約4時間11分
star総合評価 54/100
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この本について

働き方とか家族のことって、自分の人生にもろに関わるのに、制度や慣習が複雑すぎて「なんでこんなにやりづらいんだろう…」と立ち止まることがよくあります。女性が働くと少子化が進むのか、結婚しづらいのは価値観の問題なのか、ケア産業は本当に“成長産業”なのか…。表面的な議論だけを追っているとますます迷子になるんですよね。 『仕事と家族』は、そういう“なんとなくの違和感”をひとつずつ解きほぐしてくれる本でした。たとえば、医療費が増えている理由が「高齢化」より「技術の発展」にあるという話や、台湾の家事分担が日本よりも平等な背景に、女性の就労環境があるという指摘。これらを知るだけでも、今の日本の働きづらさが、個人の努力とか価値観だけで説明できるものじゃないと腑に落ちます。また、日本の少子化の大きな原因が“価値観の変化”ではなく“未婚化”だと示されると、問題の輪郭がかなりクリアになります。 読んでいて一番救われたのは、「他国の制度を真似すればいい」という単純な話ではなく、日本特有の働き方や男女の役割分担がどう構造的に作用しているのかを冷静に整理してくれるところでした。働き方を少しでも変えないと、そもそも家族の形も選べない。その現実を突きつけられる一方で、「じゃあ何が必要か」を落ち着いて考えられる土台をくれます。 制度とか社会の話に振り回されがちな人、あるいは自分のキャリアや家族観にずっとモヤモヤしてきた人に特に刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

男性中心の労働環境のため女性が活躍しづらく、少子化が深刻な日本。仕事と家族のあり方は限界にきている。一方、「大きな政府」を代表するスウェーデンと「小さな政府」を代表するアメリカは正反対の国と思われがちだが、実は働く女性が多く、出生率も高いという点で共通している。それはなぜか。歴史的な視点と国際比較を通じて日本の現在地を示し、目指すべき社会を考える。この国で働き、家族と暮らす全ての人へ。
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