
人はなぜ結婚するのか 性愛・親子の変遷からパートナーシップまで (中公新書)
筒井淳也
中央公論新社
累計読者数3
平均ハイライト数 11件/人
star総合評価 47/100
start序盤集中型
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この本について
結婚について考えるとき、「なんでこんなに正解が分からないんだろう」とモヤモヤすることがあります。好きかどうかだけでは割り切れないし、制度としての重さを感じると急に身動きがしづらくなる。自分の価値観なのか、社会に埋め込まれた前提なのかも分からなくなる。僕自身、そこを整理できずにずっと放置してきました。 この本は、結婚を賛美するでも否定するでもなく、ただ“歴史的にどう扱われてきたのか”を淡々と示してくれます。たとえば「結婚とは子に父を割り当てる装置だった」という視点や、「共同性・性愛・親子関係という三つの要素が時代ごとに組み替えられてきた」という説明は、今の結婚観がどこから来ているのかを立体的に理解させてくれます。また、関係の中で積み上がる“関係特殊的な財”という考え方は、同棲と結婚の境目を考えるときに現実的な重みを与えてくれました。 結婚を自分の人生の外側から押しつけられるものではなく、「どう生きるかの延長線上にある選択肢」として捉え直したい人には特に刺さると思います。迷い続けている状態のままでも読めるし、むしろそのモヤモヤを材料にして考えるきっかけになる本です。
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