
「偶然」の統計学 (早川書房)
デイヴィッド J ハンド and 松井 信彦
早川書房 / 2015-08-21
累計読者数4
平均ハイライト数 8.5件/人
推定読了時間 約4時間2分
star総合評価 47/100
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この本について
日々生きていると、「なんでこんな偶然が起きるんだろう」とか、「自分だけ変な目に遭ってないか」といった、説明しにくいモヤモヤに足を取られることがあります。原因を探そうとしてもスッキリせず、ただ不安だけが残るあの感じ、けっこうしんどいですよね。 この本が面白いのは、そういう“不可解な偶然”を神秘的なものとしてではなく、淡々と「起こって当然のこと」として扱ってくれるところです。誕生日の一致の話みたいに、直感ではありえなさそうでも、機会の数が十分あれば起こる。そう言われると、自分の身に起きた出来事を過度に深読みしなくてよくなります。また、黒猫の例のように、私たちが「起きたことだけを見るクセ」を持っていると気づけるので、仕事や人間関係の判断でも少し落ち着いて考えられるようになります。 個人的には、物事の意味づけで疲れやすい人ほど、この本の距離感が合うと思います。偶然を軽視するのでも、大げさに扱うのでもなく、「そういうものだよね」と受け止めるための視点を静かに渡してくれる一冊です。こんな人に刺さると思います。自分の運不運の波にいちいち振り回されるのがつらい人。
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出版社による紹介
ロトで連続大当たり。2回連続で雷に打たれる。3大会連続でホールインワン達成。暗殺の夢を見たあとに暗殺されたリンカーン。10万年に1度しかないはずの金融危機……到底ありえないと思われ、実際に起こると新聞記事になるまれな出来事だ。しかし、統計学者に言わせると、こうした「ありえない」出来事は、じつはけっこう頻繁に起こっているという。どうしてそういうことになるのだろう——ハンド先生がそこの事情を〈ありえなさの原理〉の名のもとに、実例をふんだんに盛り込んで解説してくれます。統計的な考え方は直感では理解しにくいから、現代人必携のリテラシーとしてしっかり身に付けて起きたいもの。奇跡なんてうさんくさい。あるいはカモられたくない・騙されたくないあなたに捧げる確率・統計解説。
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