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オープン&クローズ戦略 日本企業再興の条件 増補改訂版

オープン&クローズ戦略 日本企業再興の条件 増補改訂版

小川紘一

翔泳社 / 2015-12-03

累計読者数3
平均ハイライト数 76.3件/人
推定読了時間 約6時間11分
star総合評価 71/100
start序盤集中型
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この本について

海外市場の話になると、結局「日本の強みって何なんだろう…」と立ち止まることが多いです。技術はあるはずなのに競争で負ける理由が腑に落ちないまま、国内のやり方をそのまま海外に持ち込んでうまくいかない。自分の判断軸もどこかあいまいなままになりがちです。 この本を読んで感じたのは、日本企業がつまずくポイントが「努力不足」ではなく、そもそも競争の前提が変わったことを前提にできていない、というごくシンプルな構造にあるという視点でした。たとえば、アジア市場では生活スタイルから製品価値が決まるので、日本式の品質や工程の積み上げだけでは戦えないこと。あるいは、技術そのものよりも、知財や契約で企業と市場の境界をどう引くかが勝負の決め手になっていること。読み進めるほど、勝ち負けの理由が具体的な現場レベルでつながっていきます。 特に心に残ったのは、先進国と新興国がエコシステム型の国際分業で一緒に伸びる構造です。全部を自前で抱える発想を捨てない限り、ROEは上がらず、優位に見えていた技術もすぐにコモディティ化してしまう。逆に言うと、自社がどこを握り、どこを開くかを決められれば、海外拠点からのロイヤリティ還流まで含めて成長の仕組みを作れる。経営の抽象論ではなく、製品企画や工場運営の判断に直結する話ばかりでした。 海外事業にモヤモヤを抱えていたり、「自社の強みって本当に強みなのか」を疑い始めている人には、かなり刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

IOT、インダストリー4.0を徹底解説&デジタル時代の日本企業の戦略を大胆に提言& 最新論考と図版を大幅に追加! 「ものづくり」や「匠の技」だけでは、もはや勝てない。市場撤退を繰り返し、長らく停滞してきた日本の製造業をはじめとする産業の再生の方途はあるのか? アップル、サムスン、インテル、クアルコム。これらの企業は利益を生み出す自社のコア領域をクローズに独占し、市場との境界にオープン領域を設定し、多くの企業を巻き込みビジネスエコシステムを築き上げている。 本書は欧米企業が生み出した周到な知財マネジメントとビジネスモデルの構造を分析し、実証研究に基づき、日本企業の本質的な課題を克服し、再び活力を与え再成長のための戦略を大胆に提起する。また進行しつつある「IoT/インダストリー4.0」が日本に及ぼす影響、日本企業のとるべき方策についても新たな考察を踏まえ、最新の論稿を追加した。 【推薦のことば】 「重厚な実証と洞察!この金字塔的労作は次世代ビジネスの共通言語だ」――妹尾堅一郎(特定非営利法人 産学連携推進機構理事長) ※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。 ※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。 ※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。 ※プレビューにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください。 (翔泳社)
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