
長考力 1000手先を読む技術 (幻冬舎新書)
佐藤康光
幻冬舎 / 2015-11-30
累計読者数3
平均ハイライト数 13.3件/人
推定読了時間 約2時間13分
star総合評価 58/100
trending_up後半加速型
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この本について
仕事でも人生でも、経験が増えてきたはずなのに「判断が雑になっている気がする」と落ち着かないことがあります。慣れが油断に変わる感じというか、考えているつもりでも、実は思考そのものをショートカットしている瞬間がある。僕もよくあります。そんなときに読んで刺さったのが、佐藤康光さんの「長考力」です。 この本が面白いのは、「強い人は速く読める」ではなく、「強い人ほど正しく迷う」という前提で話が進むところです。セオリーを覚えた直後ほど弱くなるとか、自分の理想の将棋という軸を持たないと最善が見えなくなるとか、経験を積んでいくほど効き目がある言葉が続きます。特に、年齢を重ねる中で棋風をモデルチェンジしていく過程は、仕事のやり方をアップデートしたいときのヒントに近い感覚がありました。知識を一度リセットする勇気や、相手を尊敬する姿勢が読みの精度を変える、という話もどこか自分の日常に引き寄せて考えられます。 迷い続けて疲れている人よりは、「ちゃんと考えたいのに、どこで間違えるのか分からない」というタイプに刺さる本です。思考の量ではなく、思考の姿勢を整える一冊として、静かに効いてきます。
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多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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出版社による紹介
将棋の棋士は、勝負どころでは数時間もの長考に“沈む”ことがある。その間、「没我」の世界に入り、無数の選択肢のなかから選び取った一手は、ときに勝敗を決定づけ、ときに劣勢を覆す絶妙手となる。一流棋士はなぜ、それほどの長時間にわたって集中力を保ち、深く思考し続けることができるのか。そして、直感力や判断力の源となる「大局観」とは何か。タイトル獲得通算13期を誇り、「緻密流」とも称される異端の棋士が初めて記す、「深く読む」極意。
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