
TPPに隠された本当の恐怖: ついに明らかになった危険すぎるシナリオ
苫米地英人
この本について
ニュースを見るたびに「自分たちの生活って、どこでどう決まっているんだろう…」とぼんやり不安になることがあります。国同士の交渉や貿易の仕組みって距離があるようで、実は日々の食卓や働き方につながっているのに、その全体像がつかみにくいまま流れていく感じがするんですよね。 この本は、TPPをめぐる議論の中であまり語られない“多国籍企業の視点”に焦点を当てています。とくに、読者が抜き出していた部分を見ると「アメリカではなく巨大企業が動いている構図」「農業やメディアの領域で何が起きているのか」「ISDSの仕組みがどう作用するのか」といったところに引っかかりを覚えたのだと思います。国対国の話ではなく、企業と国家の力関係がどう組み込まれているのかを知ることで、普段感じていたモヤモヤに少し輪郭が出てくる感覚があります。 とはいえ、この本が答えを断定するわけではありません。むしろ「こういう枠組みで動いている可能性がある」と視点を渡してくれる感じに近いです。たとえば、農協の4つの役割がなぜ狙われやすいのかを具体的に説明してくれると、日常の買い物がどこにつながっていくかが急に理解しやすくなりますし、ISDS条項を知ると、なぜ国家政策が企業とぶつかりうるのかが実感としてつかめます。 国際協定の話題を「遠い世界のこと」と感じてきた人よりも、「なんとなく不安だけど、何に不安なのか整理したい」というタイプに向いている本だと思います。そんな温度の人にちょうどいい距離感で読めます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
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