
電通マン36人に教わった36通りの「鬼」気くばり (講談社+α文庫)
ホイチョイ・プロダクションズ
講談社 / 2016-02-18
この本について
仕事で人とやり取りしていると、「気をつかっているつもりなのに、なぜか伝わらないな」とか、「頑張っているのに評価が上がらないな」と感じることがありませんか。自分の誠意が相手の忙しさに埋もれてしまう、あの手応えのなさ。僕もずっと同じモヤモヤを抱えていました。 この本が面白いのは、精神論ではなく、相手の負担を一つずつ減らすための“具体的な手ざわり”で語られているところです。例えば、留守電に「折り返してください」と言わず、自分からまたかけ直す。遅刻の謝罪やお礼をメールで済ませず、声と表情で届ける。忙しい相手ほど「即効性のあるサービス」に弱い、と書かれていましたが、読んでいると「あぁ、確かにこういうことをしてくれる人には心が動くよな」と腑に落ちます。情けないけど、僕自身も助けてもらった瞬間のことだけは鮮明に覚えているので、妙に刺さりました。 そしてもう一つ、この本が教えてくれるのは「小さな仕事の順番を変えるだけで相手の印象は大きく変わる」ということ。混乱していると大事な仕事を先にやらなきゃと思いがちですが、相手の待ち時間を減らすために、まずすぐ終わることから片付ける。それだけでも職場での扱いが変わる、という指摘が地味に効きます。 派手さはないけれど、「人の心ってこう動くんだよな」と実感を伴って教えてくれる一冊でした。人間関係の“摩擦の正体”に疲れてきた人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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