
この世にたやすい仕事はない (日本経済新聞出版)
津村記久子
日経BP / 2015-10-15
累計読者数5
平均ハイライト数 6.6件/人
推定読了時間 約4時間28分
star総合評価 47/100
boltライト読書型
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この本について
働くことに余計な感情を乗せたくないと思う一方で、まったく無感情でいられるわけでもない。前の職場で消耗した記憶がふとよぎったり、仕事に没入するとまた傷つくんじゃないかと身構えたり。そういう揺れが日常で続くと、「自分だけこんなに不安定なのか」と落ち込む瞬間があります。 『この世にたやすい仕事はない』は、その揺れ方そのものに寄り添うような小説です。登場人物たちが、仕事に期待しすぎてしまったり、逆に割り切れず悩んだり、突然の環境の変化に翻弄されたりする姿が、驚くほどリアルに描かれています。読んでいると、自分が抱えているモヤモヤが“個人的な欠陥”ではなく、働くという行為にともなう自然な揺れなんだと思えてきます。 特に、仕事から距離を取りたい気持ちと、働くことで得られる達成感への未練が同居してしまう感覚や、「逃げたことがあるからこそ、次もまた揺れるかもしれない」という不安に向き合う姿は、救いというより“現実の重さを一緒に受け止めてくれる”感じがあります。仕事を転々とする描写も、迷っている自分を肯定してくれるように読めました。 仕事と健全な距離を探している人に刺さる一冊だと思います。
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多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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出版社による紹介
面白いけれども、きつい仕事に燃え尽きてしまった36歳の女性主人公が、1年で異なる5つの仕事を経て、自分と仕事との健全な関係を取り戻すまでを描く連作短篇。芥川賞作家・津村記久子さんの注目作が電子書籍で登場!
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