
吉田松陰 松下村塾 人の育て方―――リーダーは教えない。
桐村晋次
累計読者数10
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この本について
仕事でも学びでも、「自分ひとりで頑張るしかないのか…」と行き詰まるときがあります。勉強しても行動につながらないとか、周りを巻き込むのが苦手とか、チームで成長する感覚が持てないとか。僕も同じように悩んでいて、この本を読んだときに、少し呼吸がしやすくなりました。 吉田松陰のやり方は、立派な指導論というより、もっと泥くさくて人間的です。まず、集団の空気が変わると人も変わる、という視点。囚人すら読書に向かわせたのは、説教ではなく、松陰自身が本気で学んでいる姿そのものだったという描写が刺さります。また、「教える側が上に立つのではなく、いっしょに学ぶ」姿勢が徹底しているので、読むほどに肩の力が抜けていきます。自分の頭で考えて議論し、行動まで持っていくこと。それを無理なくやらせる場づくりの話が多く、仕事の会議でもそのまま応用できそうでした。 結局、人は叱咤では動かないし、知識だけでも動けません。誰かが真剣に学んでいる背中や、小さなグループでの本音の議論が、人の意欲をじわっと引き上げていく。この本は、その過程を歴史の具体例で見せてくれます。 自分も誰かも、もう少し前に進ませたいと思っている人に刺さる一冊です。
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