
吉田松陰(1) (山岡荘八歴史文庫)
山岡荘八
PHP研究所 / 1988-09-16
累計読者数5
平均ハイライト数 2.6件/人
推定読了時間 約3時間20分
star総合評価 40/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 42%
この本について
仕事でも家庭でも、人をまとめたり育てたりするときに「結局、自分は何を大事にすればいいんだろう」と立ち止まることがあります。技術や知識を積み上げても、人に向き合う場面では妙に心もとない。そんなとき、この『吉田松陰』を読むと、少し視点が落ち着きます。 抜粋にもあるように、この本が何度も語るのは「人をつくる」という地味だけど逃げられないテーマです。洋式砲術のように手順通りにはいかないし、結果もすぐ見えない。それでも、小さな誠意や愛情が長い年月を経て大きな花になるかもしれない、という捉え方は、焦りがちな自分をゆっくりさせてくれます。また、「足るを知る」や「感謝のないところに幸福はない」という言葉は、どこか説教くさく聞こえるはずなのに、物語の中で登場人物が実感として気づいていく流れを読むと、不思議と自分ごとになるんですよね。自分の満たされなさを誰かのせいにする前に、一度立ち止まる余白を思い出させてくれます。 派手な成功法則を求めている人には向きませんが、「人に向き合う仕事をしていて、正解のなさに疲れ気味の人」には静かに効く一冊だと思います。物語を通して、人を育てることの面倒くささや尊さを、少しだけ現実的な温度で受け取れる本です。
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出版社による紹介
幽囚の身でありながら、その強烈なる“変革の思想”を実践に移そうとして刑死した吉田松陰。その短くも激しい生涯を支えていたものは何だったのか。また、松下村塾の主宰者として、幕末最高の教師とまで評価されるに至ったその教育の内容はどのようなものだったのか。本書は、吉田松陰の思想と生涯を克明に検証し、その実像に鋭くせまる力作評伝である。 【PHP研究所】
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