
数字思考力×EXCELでマーケティングの成果を上げる本 シゴトのかけ算
植山 周志
翔泳社 / 2016-08-24
この本について
仕事で数字を見る場面が増えるほど、「結局どこから手をつければいいんだろう」と立ち止まることが多くなりました。売上が下がったときも、企画が通らないときも、原因が霧の中にある感じがして、手応えのないまま時間だけ過ぎていく。そんなモヤモヤに、この本はかなり実用的に寄り添ってくれました。 特に効いたのは、物事を分解して“コントロールできる箇所”を見つける視点です。ラーメン店の売上を因数分解する例が象徴的で、来店者数や購買率のように、どこを触れば変化が起きるのかが急に見えてきます。さらに、定量だけでなく定性も組み合わせる姿勢や、バフェットの「価値と価格」を分けて考える視点は、自分の仕事の前提を静かにひっくり返してくれました。ややこしい分析のテクニックというより、日常の判断を少しずつクリアにしていくツールがそろっている感覚です。 もう一つ印象に残ったのは、「クリエイティブとは姿勢を考え続けること」という章。何かを産み出すセンスよりも、分解し、考え、改善する姿勢そのものが仕事を前に進めるんだと腑に落ちました。Excelのピボットやウォーターフォールの扱い方も丁寧に載っていますが、それらは“やり方”というより、“考え方を形にするための道具”として位置づけられています。 数字に苦手意識があるけど、現場の感覚だけでもう限界かも…と感じている人には特に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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