
今、ここを生きる ──新世代のチベット僧が説くマインドフルネスへの道
ヨンゲイ・ミンゲール・リンポチェ
この本について
最近、頭の中が常にざわついている感じが抜けなくて、落ち着こうとしても逆に疲れてしまうことがあります。気持ちに向き合おうとすると混乱するし、放っておくと不安が膨らむし、「どうしたらいいんだろう」と立ち止まる人は多いと思います。僕自身もそのタイプで、瞑想に挑戦しては「これで合ってるのか…?」と迷ってばかりでした。 そんな時に出会ったのが『今、ここを生きる』です。この本が助かったのは、瞑想やマインドフルネスを“特別な技術”としてではなく、ただ「起きていることに気づく」というごくシンプルな土台に戻してくれたところでした。思考が消えてもいいし、雑念まみれでもいいし、混乱してもそれは失敗ではない。むしろ混乱こそが、条件づけられた思考のクセから解放される入り口だと教えてくれます。心を無理にコントロールせず、呼吸に戻るだけで、自分の内側が少しずつ柔らかくなる感覚がありました。 また、本書が一貫しているのは「心の向きが変わると世界の見え方も変わる」という視点です。黄色いメガネを外すように、自分の思い込みに気づくと、怖いと思っていた場面がそのままに見えてくる。これは精神論ではなく、認知の再構築や神経回路の話ともつながっていて、現実的な説明が腑に落ちやすいんです。 日々のざわつきとどう折り合いをつければいいかわからない人、瞑想に興味はあるけれど「ちゃんとできていない気がする」と感じている人には、静かに効いてくる一冊だと思います。
読書インサイト
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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