
法則
舩井 幸雄、サンマーク出版編集部
PHP研究所 / 2015-02-09
この本について
最近、仕事でも人間関係でも「何が正しい判断なんだろう」と迷う場面が増えている人、多い気がします。自分なりに誠実にやっているつもりでも、空回りしたり、相手の反応に振り回されたり。僕もよくそこで止まってしまいます。 『法則』は、いわゆる精神論の本ではなくて、「どう考え、どうふるまうと物事が前に進みやすくなるのか」を具体的に書いてくれています。たとえば、成功者の話として出てくる「素直さ」は、従順になれという意味ではなくて、知らないことを否定しない姿勢のこと。こういう地に足のついた話が多いんです。また、思いを実現させるプロセスも、ただ前向きにと思えと言うのではなく、具体的にイメージできるレベルまで落とし込み、実現したときの状況まで想像するという、実務にも使える内容でした。さらに、相手への思いやりから生まれる効率の話や、後任の社長が責任感に押しつぶされかけたエピソードなど、「ああ、こういう場面あるよな」と腑に落ちる部分が多いです。 読みながら、自分が日々判断に迷うときの拠りどころが少しだけ増えた感覚がありました。特に、利他や謙虚さといった、つい置き去りにしがちなテーマを現実的に扱ってくれるので、背筋を伸ばされるけれど無理のない感じがありがたいです。 自分の軸を整えたい人、リーダーではなくても「誰かに影響を与える立場」にいる人に、静かに効いてくる本だと思います。
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