
賢い子に育てる 最高の勉強法
齋藤 孝
KADOKAWA / 2016-11-24
この本について
子どもの勉強って、どう向き合えばいいのか本当に迷いますよね。「無理やりやらせるのは良くないのかな」と思ったり、「そもそも何を身につけさせればいいんだろう」と立ち止まったり。自分自身の経験だけでは判断しきれない場面が多くて、僕も何度も悩んできました。 この本が面白いのは、「才能」よりも「やり方」と「積み重ね」に視点を戻してくれるところです。たとえば、全米記憶力選手権で優勝した人が、元から記憶の天才ではなく、ただ技術を身につけただけだった話。これを読むと、子どもの「向いてる/向いてない」で悩む前に、環境ややり方を用意するところから始めてみようかという気になります。さらに、音読を軸にした“読む→まとめる→説明する”の流れは、家庭で無理なく積み上げられる具体的な手順としてかなり実践的です。親子で新聞を選んで貼って読み、気になる言葉に印をつけて説明し直す。このシンプルな動作が、日本語力の底上げにつながるという視点は、読んでいて腑に落ちました。 また、「勉強とは結局、やるべきことをやる練習」という割り切った姿勢も、少し肩の力を抜かせてくれます。好き嫌いではなく、決めたことを一定期間続ける回路を作る。その繰り返しが自信や“できる感覚”につながっていくんだと。これは大人の勉強にもそのまま響くところがあると思います。 子どもの「勉強との付き合い方」がぼんやりしていて不安、という人には特に届く本です。悩みをひとつひとつ整えてくれる現実的な一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
読書の順序
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