
〈麻薬〉のすべて (講談社現代新書)
船山信次
講談社 / 2011-03-20
累計読者数4
平均ハイライト数 5.3件/人
推定読了時間 約3時間42分
star総合評価 37/100
start序盤集中型
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この本について
薬物の話題って、知っているようで実は「言葉だけが一人歩きしている気がする…」というモヤモヤがつきまといます。麻薬と覚せい剤の違いも、自分の中で説明しようとすると意外と曖昧で、結局ニュースのイメージに引っ張られてしまう。そんな温度のまま放置してきた領域を、少し落ち着いて整理したくなる瞬間があります。 この本は、そういうときの手がかりになります。たとえば、麻薬という名前が科学的な分類とはズレていることや、麻酔性がないのに麻薬に指定されている薬物があることを淡々と示してくれて、ラベルより実態を見る視点に引き戻してくれます。また、薬物の起源が世界中に散らばっていて、文化や風土と深く結びついているという話も、単なる善悪では語れない領域があることを静かに教えてくれます。忍者の修行にアサが使われた逸話や、ボリビアでコカ茶が日常的に出されるという話など、歴史や風土の中で薬物がどう扱われてきたかを知ると、禁止か容認かの二択だけでは理解が追いつかなかった部分が少しほぐれていきます。 専門書ではありますが、化学式をあえて省いているので、知識のハードルを感じずに読めます。言葉に振り回されず、物事の背景を自分の頭で整理したい人に刺さる本です。
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出版社による紹介
人間がいるからこそ麻薬は生まれ、毒へも薬へも姿を変える。麻薬と人類との有史以前より続く深く悩ましく関係を、古今東西の秘話・逸話をまじえて紹介。禁断の博物学へご招待!
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