
日本の古代豪族 100 (講談社現代新書)
水谷千秋
講談社 / 2022-07-21
累計読者数4
平均ハイライト数 43.3件/人
推定読了時間 約6時間24分
star総合評価 60/100
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この本について
仕事でもプライベートでも、「組織の中で誰がどう権限を持っているのか」がぼんやりしたまま動いてしまい、後から「そういう力学だったのか」と気づいてモヤモヤすることがあります。肩書きや役職で語られる表の構造と、家柄・関係性・暗黙のルールで動く裏の構造がずれて見えるとき、どう読み解けばいいのか迷うんですよね。 この本を読んでいて思ったのは、古代豪族の話なのに、現代の組織を理解する“視点の補強”になるということです。例えば、五位以上と六位以下に厳然と線が引かれていた世界を知ると、今の会社にも見えにくい“越えにくいライン”がある理由が腑に落ちます。また、氏から家への移行や養子制度の登場を追うと、権力が個人よりも「家」「連続性」に宿る構造がどう作られたのかが見えて、今の組織の派閥や部署文化にも通じる感覚が得られました。さらに、橘氏のように皇族から臣籍に降りて新しい立場を築く動きを知ると、肩書きが変わることで関係性が再編される場面を、少し俯瞰して見られるようになります。 歴史に詳しくなくても、組織の見えない力学に違和感を抱えている人にはしっくり来る本です。僕自身も「なんでこの人が影響力を持つんだろう」という場面で、この本の視点に助けられました。古代の話を読みながら、今の自分の立ち位置を静かに整理したい人におすすめです。
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出版社による紹介
本書に登場する主な豪族 1 中央の最有力豪族 物部連、和邇臣、大伴連、阿倍臣、葛城臣、巨勢臣、蘇我臣、中臣連など18氏 2 地方の伝統的豪族 吉備臣、筑紫君、上毛野君、下毛野君、尾張連、出雲臣、肥君など11氏 3 中央の有力豪族 鴨君、土師連、多臣、阿曇連、凡河内直、多治比君、佐伯連、坂本臣など30氏 4 地方の有力豪族 息長君、三尾君、三国君、近江君、犬上君など13氏 5 渡来系豪族 倭漢直、秦造、西文首、坂上忌寸など12氏 6 新しい渡来系豪族 穴太村主、大友村主、志賀忌寸、高麗朝臣など9氏 7 新しい有力豪族 石川朝臣、石上朝臣、藤原朝臣、藤原恵美朝臣、橘朝臣 8 奈良時代の王統に連なる豪族 高円朝臣、御方宿禰
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