
MUJI式 世界で愛されるマーケティング
増田 明子
日経BP / 2016-11-17
この本について
なんとなく「自分の仕事、誰に向けてやってるんだろう…」とモヤモヤする日ってあります。目の前の数字やタスクに追われていると、相手が「消費者」なのか「生活者」なのかすら見えなくなる瞬間があるんですよね。僕もよく迷います。 この本を読んで印象的だったのは、MUJIのマーケティングは派手さよりも“生活者の視点をどう積み重ねるか”に徹しているところでした。例えば、既存の技術をベースに「もっと暮らしに使いやすくしたら?」と考える姿勢や、年齢によって変わる“心地よさ”の感じ方に合わせて色や素材を選ぶところ。そこには、市場調査のための調査ではなく、生活の中に入り込んで観察するようなやわらかい態度がありました。 読んでいると、マーケティングや企画の仕事って、特別な発想力よりも「相手の生活を想像し続ける根気」に近いのかもしれない、と少し気持ちが軽くなります。高齢者ならどう使う?海外ならどう受け取られる?その積み重ねが“MUJIらしさ”になっていく過程が丁寧に描かれていて、自分の仕事にも置き換えやすいです。 「生活者の感覚を軸にしたブランドづくりを学びたい人」に特に刺さると思います。MUJIを賛美する本というより、実務に持ち帰れる視点が静かに詰まっています。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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