
小さな会社の儲かる整頓
小山 昇
日経BP社 / 2017-03
この本について
仕事の段取りや職場の散らかりに、どこかずっとモヤモヤしている人って多い気がします。片づけたつもりでもすぐ元に戻るし、数字を追おうにも「どこから手をつければいいんだろう」と迷うまま時間だけが過ぎていく。僕自身もまさにそのタイプで、頑張り方がズレている気がしていました。 『小さな会社の儲かる整頓』は、そのモヤモヤを「視点の置き換え」でほぐしてくれる本でした。たとえば、整頓を“快適さ”ではなく“儲けのための戦術”として扱う発想。棚があるから物を置きたくなる、といった日常レベルの話から、職場を採点する仕組みづくりや、結果の数字を手書きで追う意味まで、やるべき行動が具体的に見えてきます。嫌々でも他社のやり方を一度マネしてみるとか、過去3年間使っていない物は未来でも使わないとか、現実的な判断基準がはっきりしているのもありがたかったです。 読んでいて一番刺さったのは、「整頓とは、気の進まないことを目に見える形で実践する」という一文でした。結局、成果が出る人は“行”に振り切れる人で、そのための環境をどう作るかがこの本のテーマなんだと思います。もし、散らかった机や曖昧な業務フローのせいで思考が濁る感覚があるなら、この本はけっこう刺さるはずです。 特に、仕組みづくりに踏み出したいけれど、何を基準に動けばいいか分からない人に向いている一冊でした。僕と同じように迷いながら仕事をしている人には、現場レベルで“次の一歩”が見えると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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