
三つの石で地球がわかる 岩石がひもとくこの星のなりたち 藤岡換太郎〈地球の謎解き〉シリーズ (ブルーバックス)
藤岡換太郎
累計読者数21
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star総合評価 67/100
start序盤集中型
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この本について
仕事で新しい概念に触れたとき、「言葉は知ってるのに中身が曖昧なまま進んでしまう」みたいなこと、けっこうありませんか。地学もそのひとつで、大陸だとか地殻だとかは日常で耳にするのに、実際どうできているのかはずっと霧の中のまま…という人、多いと思います。僕もそうでした。 この本は、その曖昧さを“手触りのある理解”に変えてくれます。たとえば、大陸が「島弧が衝突して合体した集合体」だと知ると、地図を見るときの解像度が急に上がりますし、東京の黒い地面が富士山の玄武岩質の火山灰によるものだとわかるだけで、普段歩く街の見え方が少し変わります。また、蛇紋岩が磁性を帯びて山全体が棒磁石のようになる話や、花崗岩が“水がある地球だからこそ生まれる石”だという視点も、地球という星を立体的に感じさせてくれました。 石の話をしているはずなのに、最終的には「自分の足元の世界をもう少し丁寧に見たい」という気持ちになる一冊です。知識を知識のまま終わらせたくない人に特に刺さると思います。
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