
やりなおし高校地学 ──地球と宇宙をまるごと理解する (ちくま新書)
鎌田浩毅
累計読者数5
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この本について
「地球科学って、興味はあるのに断片だけ覚えて終わるな……」と感じることがけっこうあります。火山のニュースを見ても、深層水の話を聞いても、どこか自分の中でつながらないまま流れていく感じ。僕もずっとそのタイプで、知識はあるのに全体像がつかめないモヤモヤが残っていました。 『やりなおし高校地学』は、そのバラバラ感をゆっくりつないでくれる一冊でした。たとえばプレートが動くことで山脈や火山ができる仕組みが腑に落ちると、伊豆が沈み込めずに本州を押し上げた理由も自然と理解できるようになります。また、石灰岩が「全部むかしの浅海の産物」という視点を持つと、旅行で見かけるカルスト台地の景色にも時間の流れが立ち上がってきます。さらに、深層水の循環やジェット気流の蛇行といった気象の話が、単なる用語ではなく“地球という装置の動き”として見えてくるのも面白いところでした。 この本は派手な知識を与えるというより、「地球と宇宙の全体を一つのストーリーとして理解する感じ」をゆっくり取り戻させてくれます。ちょっと疲れた頭でも読めるのに、読み終わると日常の景色が前よりも立体的になる。そんなタイプの本です。 「ニュースで出てくる地球科学の話が、毎回その場で終わってしまう人」に特に刺さると思います。
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出版社による紹介
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