
最強のワイン学
石神 秀幸
この本について
ワインって好きなんだけど、選ぶときだけ妙に自信がなくなることってありませんか。値段の幅も広いし、同じブドウでも国によって味が全然違うし、勘で選いで外すとちょっと落ち込みます。僕もずっと「何を基準にすればいいんだろう」と迷っていて、この本に出会ってようやく霧が晴れた感じがありました。 刺さったのは、産地ごとの“当たりやすさ”を現実的に教えてくれるところです。例えばブルゴーニュのピノ・ノワールは憧れだけど高いし、確実に当てようとするとさらに高くなる。じゃあニュージーランドやオレゴンならどうか、という代替案がちゃんと提示されている。チリのカサ・ラポストールやアルゼンチンのトラピチェのように、名前を聞いた瞬間に酒屋での動きをイメージできる具体性もありがたいです。 さらに、香りの迷路に入りがちな赤ワインの特徴を、アセロラからブラックチェリーまで段階的に並べてくれる説明は、実際の飲み比べで「なるほどこういう順番か」と腹落ちしました。メトキシピラジンの話も印象的で、青さを“好み”ではなく“成分の正体”として理解できると、外したと感じたワインにも背景が見えるようになります。リースリングの酸の強さや、シラーズの果実味と渋みによるステーキとの相性など、日常の晩酌にそのまま持ち込める視点が多いです。 「ワイン選びの偶然をもう少し必然にしたい人」には、かなりしっくりくる一冊だと思います。僕みたいに店頭で立ち止まりがちなタイプほど、読んだ翌日からの選び方がちょっと変わります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
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