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赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア

赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア

白川美也子

アスク・ヒューマン・ケア / 2016-05-26

累計読者数14
平均ハイライト数 28.9件/人
推定読了時間 約3時間4分
star総合評価 62/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 14%

この本について

最近、「なんでこんなに些細なことで心がざわつくんだろう」とか、「怒りが急に湧いて自分でもびっくりする」とか、そういう“自分の感情の扱いづらさ”に困っている人とよく話します。頭ではもう過去のことだと思っているのに、身体や反応だけ昔のまま置いていかれているようなあの感じ。放っておくしかないのかな、と考えてしまう気持ちもよくわかります。 『赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア』は、そこに優しく手を添えてくれる本でした。過去を変えるのではなく、「傷の影響を受けている今」をどう扱うか、という視点に何度も助けられます。たとえば、急に攻撃的になったり、問題を避けてしまうときに、何が引き金になっているのかを丁寧に探ること。あるいは、湧き上がる感情に翻弄される前に、身体から整えていく養生の方法。どれも大げさではなく、日常の中で試せるものばかりです。記憶と感情がつながるときの怖さも、この本は無理に押し込まず、まず「安全な場所で再生できる体験」から始めようと促してくれます。 読みながら、「これって自分のことだったのかもしれない」と静かに気づく瞬間がありました。誰にも言えなかった叫びや、怒りを抑え込んできた癖、支配される側に回ってしまう関係のパターン。その全部が“弱さ”ではなく、過去を生き延びるための方法だったんだと少しだけ腑に落ちます。 自分の反応の理由がわからず、なんとなく生きづらさを抱えている人に届いてほしい本です。私もまだ道の途中ですが、この本のおかげで「今の自分」を扱う足場が少しだけ固まりました。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

トラウマはなぜ苦しみを引き起こす? 被害と加害はなぜ繰り返される? どうしたら楽になれる? 災害トラウマの特徴とその支援は? 赤ずきんとオオカミの物語仕立てで、トラウマによる症状、回復のプロセス、支援の方法について学んでいきます。 医療・保健・福祉・司法・教育などの場でトラウマを受けた人と関わるスタッフ、そして当事者とご家族も読める本です。
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