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投資型医療 医療費で国がつぶれる前に

投資型医療 医療費で国がつぶれる前に

武内和久、山本雄士

ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2017-09-14

累計読者数3
平均ハイライト数 30.3件/人
推定読了時間 約3時間26分
star総合評価 68/100
menu_book精読型
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この本について

病院に行けばなんとかしてくれる、そう思いつつも「そもそも自分は病気になる前に何ができるんだろう」とモヤモヤすることがあります。健康診断で予備群と言われても、結局は冊子を渡されて「気をつけてください」で終わるあの感じ。医療のことをもっと主体的に考えたいのに、どこから手をつければいいのかよくわからないまま、毎年の保険料だけは上がっていく。個人的にも、この違和感を言語化できずにずっと放置していました。 この本がよかったのは、「なぜ医療が“治療中心”のまま止まっているのか」を、仕組みと現実を通して丁寧に説明してくれるところです。たとえば、予備群の段階では医療がほとんど動き出さない理由や、「病気にならないとお金が回らない」という構造がどう患者の行動にも医療者の行動にも影響しているのか。読んでいるうちに、自分が感じていた無力感は個人の問題じゃなく、仕組みの副作用だったのだと腑に落ちました。さらに、健康を“資産”として扱う視点を持つと、検査や治療を受けること自体の意味づけが変わっていきます。「病気になったら医療に頼る」ではなく、「病気にさせない医療にどうアクセスするか」を考えられるようになる感覚です。 医療制度の大きな話をしているようで、実は日々の生活での選び方が変わる本でした。診察室での違和感、予防に関する不透明さ、医療の価値が見えづらいことにストレスを感じている人には特に刺さると思います。私のように「医療をうまく使えていない気がする」と悩んでいる人には、現実的な視点を取り戻させてくれる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

糖尿病に1.2兆円。人工透析に1.6兆円。骨粗鬆症骨折に1兆円―。 じつは、健康なあなたも払っています。 自分も家族も健康そのもので、医療の世話になることはほとんどない――そうした人たちにとっても、医療の「これから」は他人事ではない。 皆保険という制度では、医療を使う使わないに関係なく、保険料を支払わなくてはならないのだ。つまり社会全体の負担はあなたの肩に、いや財布に重くのしかかっている。 医療は病気があるから生まれたのではなく、健康を損なわないために生まれた。医療が病気を治すためにあるのか、病気から守るためにあるのか、この違いは大きい。 本書を読んで、ぜひ健康のケアそのものを目的とする「投資型医療」への転換を考えてほしい。それが必ず大きな力となって、やがて社会を変えていくのだ。 ※本書は『僕らが元気で長く生きるのに本当はそんなにお金はかからない』(2013年小社より刊行)を改題・再編集したものです。
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