
クラシック音楽の歴史 (角川ソフィア文庫)
中川 右介
累計読者数9
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star総合評価 57/100
start序盤集中型
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この本について
クラシック音楽って好きで聴いているはずなのに、「そもそもこれは何なんだろう」とか「宗教とクラシックってそんなに関係あるの?」みたいな小さなモヤモヤが積み重なることがあると思います。僕もまさにそのタイプで、作品そのものは楽しめるのに、背景を知らないまま聴いている自分にどこか引っかかりがありました。 この本が面白いのは、クラシックを“完成された芸術”としてではなく、人類史や社会の変化とつながった流れとして語るところです。五線譜がいつ生まれたのか、なぜ教会の音楽が長く残ったのか、作曲家が「藝術家」ではなく本当に会社員だった時代があるのか。こういう事実に触れると、音楽がいきなり高尚なものではなく、人々の暮らしや政治と結びついた“生活者の産物”として見えてきます。特に「最古の曲が残っているのは、宗教だからこそ楽譜が必要だった」という視点は、聴き方そのものを少し変えてくれました。 クラシックが急に身近に感じられるというより、「この音楽はこうしてここまで来たのか」と地面に足がつく感じがあるので、歴史が苦手でも読みやすいと思います。音楽をちゃんと理解したいけれど、専門書には踏み込めずにいた人に刺さるはずです。
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