
クラシック音楽とは何か
岡田暁生
累計読者数5
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star総合評価 66/100
start序盤集中型
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この本について
クラシックを聴くたびに、「何をどう味わえばいいのかよく分からない」とか、「壮大で難しそうなものほど正解を知らない気がして落ち着かない」という感覚、けっこうあると思うんです。僕も同じで、コンサートに行っても、周りが当然のように理解しているように見えて焦ることが多くて。でも岡田暁生さんの『クラシック音楽とは何か』を読んで、そもそもクラシックってそんな“構えた姿勢”で聴く必要はなかったんだな、と肩の力が抜けました。 面白かったのは、交響曲がもともとオペラの「ながら音楽」から生まれたという話や、聴衆が途中から普通に入ってきていた時代の空気感。いまの「厳粛な鑑賞姿勢」は歴史的にはかなり最近の常識だと知るだけで、自分の聴き方が否定されていたわけじゃないとわかります。また、ベートーヴェンが「勝利」を描いたのに対して、シューベルトの《未完成》は“消えるように終わる”世界観を持っているという対比も、作品の感じ方をガラッと変えてくれました。作曲家の人生論ではなく、音そのものの立ち位置や時代背景が整理されると、クラシックの広さがつかみやすくなるんですよね。 クラシックを難しく考えすぎて疲れてしまった人や、自分の聴き方に自信が持てないまま長く迷っている人には特に刺さると思います。知識を詰め込ませる本ではなく、「どう聴いてもいいんだ」と自然に思わせてくれる一冊でした。
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出版社による紹介
難解と思われがちなクラシック音楽の粋と本質を、40のキーワードで、ごくわかりやすく解説。入門者から上級者までを肯かせる筆致は軽やかながらも深く、かつ理解しやすくて誠に面白い、全編、目から鱗の一冊です。
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