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ガセネッタ&シモネッタ (文春文庫)

ガセネッタ&シモネッタ (文春文庫)

米原 万里

文藝春秋 / 2003-06-10

累計読者数6
平均ハイライト数 4.8件/人
推定読了時間 約3時間46分
star総合評価 50/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 55%

この本について

仕事でも日常でも、自分の見えている世界の狭さにハッとすることがありませんか。多様性を尊重したいと思いながら、気づけば自分の基準だけで「普通」を決めつけてしまう。あるいは、国際化だの異文化理解だのと言われても、どこか表面的な話にしか聞こえず、どう距離を取ればいいのか迷ってしまう。僕もよくその迷路に入り込みます。 『ガセネッタ&シモネッタ』が面白いのは、そういうモヤモヤに対して「肩の力を抜いたまま視野が勝手に広がる」感覚をくれるところです。著者の米原万里さんは、一見すると専門的なテーマを扱っているようでいて、その根っこにあるのは“人間の面白さ”というシンプルな視点です。例えば、言葉は美しいものだけで世界を説明できない、という指摘は、僕らが普段使う言葉の幅を見直すきっかけになりますし、世界の出来事や歴史の描写も、難解さより「こんな人たちが生きていた」という実感が先に立ちます。 そして何より刺さるのは、読者が保存していた抜粋にもある「脳内の映像図書館」の話。自分の体験だけでは世界が足りないけれど、本や映画が勝手に素材を蓄えてくれている、というあの感覚は、日々のインプットの意味を少し楽にしてくれます。多文化理解や国際化という言葉に苦手意識があっても、この本なら“人を見る”ところから自然と入れるはずです。 こんな人に刺さると思います。自分の世界を広げたいけれど、努力目標みたいな国際理解にはちょっと疲れている人。読んでいるうちに、勝手に視野が広がっていく体験ができる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

もし、あなたが同時通訳者だとして、現場で突然「他人のフンドシで相撲を取る」という表現が出てきたら、どう訳します? 時間はないし、誤訳も困る。同時通訳は、次にどんな言葉が出てくるかわからない、スリル満点ストレス強烈な世界。そのストレス解消のため、国際化社会に欠かせない重職でありながら、同時通訳者の仕事には爆笑がつきもの。国際会議の舞台裏から、ロシアの小話や業界笑い話、柳瀬尚紀・永井愛氏との充実のコトバ対談まで、抱腹絶倒のエッセイ集!
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