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性愛論 (河出文庫)

性愛論 (河出文庫)

橋爪大三郎

河出書房新社 / 2017-09-06

累計読者数3
平均ハイライト数 20.3件/人
推定読了時間 約3時間10分
star総合評価 44/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 14%

この本について

人との距離感や、恋愛の温度差に戸惑うことってありますよね。気持ちはあるのに、なんで噛み合わないんだろうとか、自分の欲望や不安をどう扱えばいいのか分からないまま大人になってしまったような感覚。僕自身、そういうモヤモヤを抱えたまま過ごす時間が長かったです。 『性愛論』は、その混乱を「整理してくれる」というより、「どこでつまずいていたのかの位置を示してくれる」本でした。身体と心がどう結びついて見えているのか、なぜ“猥褻”とされるものが社会ごとに違うのか、そして自分の身体を相手が欲するという事実をどう受け取るのか。こういう、普段は言葉にしづらい領域を、文化や歴史、社会の視点からていねいに解いてくれます。特に、相手の身体を享受しながら同時に自分の身体を操作していく、あの曖昧なやりとりの意味づけは、自分の経験と重なる部分が多くて腑に落ちました。 大げさな答えがほしいというより、自分の“感覚の根っこ”を知りたい人に向いています。恋愛や性の問題って個人の資質のせいにされがちですが、この本はそこに社会のコードがどう関与しているかを示してくれる。だから、責める矛先が自分だけに向かなくなるんですよね。 「どうして自分はこう感じるんだろう」と立ち止まることの多い人に、静かに刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ひとはなぜ、愛するのか。身体はなぜ、もうひとつの身体を求めるのか。猥褻論、性別論、性関係論からキリスト教圏の性愛倫理とその日本的展開まで。永遠の問いを原理的に考察。解説:上野千鶴子/大澤真幸
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