
はじめての言語ゲーム (講談社現代新書)
橋爪大三郎
累計読者数12
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推定読了時間 約5時間23分
star総合評価 63/100
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この本について
言葉の意味って、どこまでが「事実」で、どこからが自分の思い込みなんだろう。仕事で議論が噛み合わなかったり、価値観の違いに戸惑ったりすると、そんな疑問がふっと出てきます。相手の言っていることが理解できないというより、「同じものを見ているはずなのに、なぜ違う世界にいるみたいになるんだろう」という感覚に近いです。 橋爪大三郎さんの『はじめての言語ゲーム』は、このモヤモヤに少しだけ風を通してくれました。言語ゲーム=人びとのふるまいの一致、という視点をもらうと、日常のズレが「誰かが間違っている」ではなく「違うゲームの上で話していた」だけだったのか、と少し落ち着きます。例えば、自分が前提にしていたルールが、相手にとってはそもそも存在しないことがある。あるいは、言葉の意味が世界との対応ではなく、ふるまいの中で立ち上がってくるものだと気づくと、議論そのものの見え方が変わります。さらに、私たちは少ない例から“規則を理解する”という不思議な能力で成り立っている、と知ると、自分の思考の前提を急にまじまじと見直したくなります。 特効薬ではないけれど、「世界の見え方を一段ゆるめたい」「人と話すたびに疲れてしまう」という人には、静かに効いてくる本です。自分がどんな言語ゲームに乗って生きているのか、そしてどんなふるまいに支えられているのか。そういう足元を見るだけで、少し息がしやすくなる気がします。
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出版社による紹介
世界のあらゆるふるまいを説明しつくそうとしたヴィトゲンシュタインの言語ゲーム論は、いかに生まれ、どんな思想なのか?きわめて平易で刺激的な哲学入門。
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