
いい会社を見極める 株式投資入門 (スマート新書)
藤野英人
この本について
投資を始めたばかりのころって、「買値からいくら動いたか」ばかり気にしてしまったり、そもそも何を手がかりに会社を見ればいいのかよくわからなかったりしませんか。僕もまさにそこでもがいていて、「結局、判断基準ってどこに置けばいいんだろう……」というモヤモヤがずっとありました。 藤野英人さんの『いい会社を見極める 株式投資入門』は、そのあたりの視点がふっと整う本でした。たとえば、株価が上がった・下がったときに立ち戻るべきは買値ではなく「今、この会社をどう評価するか」という視線だとか、四季報の言葉に込められた重みをどう読み取るかとか。日々の値動きを“怖いもの”ではなく“学べる材料”に変えていく感覚が、この本を読んでようやく腑に落ちました。さらに、NISAやiDeCoといった制度の現実的な使い方がすっと理解できるのもありがたかったです。知識の羅列じゃなく、「こう考えると動きやすくなるよ」という温度感で書かれているので、肩に力が入らないんですよね。 もうひとつ印象的だったのは、「理解できる会社に投資する」という当たり前だけど見落としがちな話です。街を歩いて気になるサービスを見つけたらIRを見てみる、株価が大きく動いたら理由を探す。そういう小さな行動を重ねるだけで、会社を見る目がゆっくり育っていく。その“育ち方”をていねいに言語化してくれている本だと感じました。 未来に夢を見られるかどうかで投資の面白さは変わると思っていて、この本はその“夢の見方”を地に足つけて教えてくれます。投資を「お金の話」で終わらせたくない人、自分の視野を広げるきっかけがほしい人に、特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
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