
ゲコノミクス 巨大市場を開拓せよ! (日本経済新聞出版)
藤野英人
日経BP / 2020-05-13
累計読者数6
平均ハイライト数 13.8件/人
推定読了時間 約3時間22分
star総合評価 53/100
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この本について
仕事でもプライベートでも、誰かと会うときに「お酒を飲む前提」がまだどこかに残っていて、飲めない側も飲める側も、どこか気まずさを抱えたまま場に参加してしまうことってありますよね。自分も長くそのモヤモヤを放置してきたのですが、この本を読むと、あの違和感の正体がだいぶ言語化されました。 面白いのは、アルコール市場が縮んでいる背景を“衰退”ではなく“正常化”として見ているところです。飲み会文化がもともと共同体の結束を担っていたこと、その役割が弱まった今は「飲む・飲まない」がより個人的な選択へ移っていることが丁寧に描かれていて、無理に合わせる必要はなかったんだと肩の力が抜けました。また、ノンアルの選択肢が少ないのではなく、ニーズが見えづらかっただけだという視点も、外食を選ぶときの気持ちを変えてくれます。実際、ノンアル対応を進めて客単価を上げている店の話は、すごく現実的で腑に落ちました。 飲める人・飲めない人の関係性をどうやってフラットにできるかを考えたい人にとって、この本はちょうどいい距離感でヒントをくれます。無理に価値観を矯正するのではなく、日常の「どう会うか」「どこで話すか」を考え直したい人に刺さる一冊だと思います。
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出版社による紹介
“酒を飲まない人”をバカにする人たちは、 大きな勘違いをしている。 ゲコ(下戸)の投資家がマジメに提言する 新たな巨大市場と その経済性・社会意義。 「ゲコ市場」の可能性は3000億円超……!? 飲食業界の起死回生策であり、SDGs時代の新常識にもなる一冊。 糸井重里氏との「ゲコ×ゲコ対談」も収録! 日本人の成人の半分以上は「お酒を飲まない(飲めない)」「ほとんど飲まない」「やめた」人。 それにもかかわらず、お酒を飲まないことはネガティブにとらえられることが多く、 お酒を飲まない人向けの商品やサービスはほぼ未開拓の状態だ。 日本の成人の半分以上を占める「お酒を飲まない人」をターゲットに市場が開拓されれば、 新たな成長産業となる可能性が高い。 本書のタイトルである「ゲコノミクス」とは、この新たな市場を称している。 その担い手となるのは、お酒を飲まない・飲めない・飲みたくない「ゲコノミスト」たち。 新たな市場開拓のためには、ゲコノミストが抱いている思いを知る必要がある。 本書では、フェイスブックグループ「ゲコノミスト(お酒を飲まない生き方を楽しむ会)」に寄せられた声もふんだんに紹介しながら、 正当な扱いを受けられず辛さを溜め込んできたゲコノミストの気持ちを読み解いていく。 さらに、脱アルコールのビジネス・コミュニケーションやダイバーシティの文脈からもゲコノミクスを語る本邦初の書籍。
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