
会社をつくれば自由になれる 中年起業という提案 しごとのわ
竹田 茂
累計読者数12
平均ハイライト数 29.3件/人
star総合評価 66/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 23%
この本について
最近、働き方について考えるたびに「このままずっと雇われていていいのか」「でも、起業って結局リスクでしょ」と同じ場所をぐるぐる回ってしまうことがあります。やりたいことはあるはずなのに、制度や常識のほうが自分より強く見えてしまうあの感覚です。 この本が面白いのは、「中年で起業する=大きく勝負する」みたいな空気を完全に裏切ってくるところでした。著者はむしろ逆で、面倒に見える会社設立のプロセスも実際は拍子抜けするほど簡単だし、事業計画も“成功の物語”ではなく“不調のときにどう生き延びるか”だけ考えればいいと言い切ります。読んでいて肩の力が少し抜けるし、「これなら自分にも現実的にできるかも」という感触が手元に残るのが大きかったです。 それに、読者がよく保存していた“品質”の話も、中年起業の現実と妙にリンクしています。大量生産の世界では価値になりにくい「好きの偏り」「ぶれ」「少数の人にだけ刺さる堅牢さ」みたいなものこそ、個人で仕事を続けるときの芯になる。何を売るかより、どんな感覚で働くかを整える本に近いです。 会社勤めは悪くないけれど、雇用という枠そのものが制度疲労を起こし始めている。自分で裁量権を持つことが“現代版の自給自足”だ、という指摘にハッとした人には特に刺さります。中年になってからの働き方を「縮小」ではなく「調整」として捉え直したい人に向いている一冊です。
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