ヨムナビ
偉人たちのあんまりな死に方 ツタンカーメンからアインシュタインまで (河出文庫)

偉人たちのあんまりな死に方 ツタンカーメンからアインシュタインまで (河出文庫)

ジョージア・ブラッグ、梶山あゆみ

河出書房新社 / 2018-01-10

累計読者数6
平均ハイライト数 12件/人
推定読了時間 約2時間46分
star総合評価 59/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 55%

この本について

仕事でも日常でも、うまくいかない理由が自分でもよく分からないときってありますよね。人間ってそんなに合理的じゃないし、むしろ「なんでそんな判断したの…?」みたいなところに自分の弱さが出てくる気がします。最近そのモヤモヤを抱えたまま読むにはちょうどよかったのが、『偉人たちのあんまりな死に方』でした。歴史に名を残す人たちでさえ、迷ったり、勘違いしたり、時代の限界に巻きこまれたりしている。その“人間くささ”が想像以上でした。 たとえば、医者たちが瀉血を正解だと信じてワシントンから2リットル以上も血を抜き続けたり、エジプトでは脳より心臓を大事にしていたせいで鼻から針を入れて脳をかき出していたり、ベートーヴェンが巨大なスポンジみたいに膨らむまで治療されたり。読者が保存していたのも、そういう「人はこんなにも間違える」という瞬間ばかりで、そこに妙なリアリティがあるんですよね。歴史の偉人だからといって特別なわけじゃなく、むしろ私たちと同じように、時には道を誤りながら生きていたんだなと感じます。 この本がいいのは、失敗談や最期の姿を笑いものにするためじゃなくて、時代背景や誤解、迷信、思い込みがどう人を動かしていたかが淡々と描かれているところです。人間って「そのときの正解」だと思って選んだ行動が、実はズレていることがある。自分も同じだな、と少し肩の力が抜けました。歴史を読むというより、人の弱さと限界をのぞく感じに近いです。 自分の判断にときどき自信がなくなる人、過去の自分の失敗を思い出して落ちこみがちな人には、意外とこの本が刺さると思います。偉人たちの“あんまりな結末”を眺めながら、まあ人間ってこんなもんだよな、とどこか静かに笑える一冊でした。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

あまりにも悲惨、あまりにもみじめ……。医学が未発達な時代に、あの世界の偉人たちはどんな最期を遂げたのか?思わず同情したくなる、知られざる事実や驚きいっぱいの異色偉人伝!
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要