
無敵の明晰夢: 「夢と現実」からスッキリ目覚めて自分らしく生きる 瞑想×夢見 Lucid Dreaming
牧野内大史
この本について
最近、寝つきは悪くないのに「朝起きても気持ちが整わない…」みたいな日がありませんか。心当たりがあるときって、たいてい頭の中のおしゃべりが止まらなかったり、夢の中で振り回されていたりします。自分でも理由がよく分からないモヤモヤを引きずったまま一日が始まる感じです。 この本がおもしろいのは、夢を“分析する対象”としてではなく、日常の延長として扱っているところです。夢の7割が不安や怒り、高揚感みたいな揺れやすい感情でできているという話は、読んでいて妙に納得しました。だからこそ、朝の二度寝の瞬間に「これは夢だ」と気づく練習をする方法や、うとうとした境界線で意識をつかまえていく感覚の説明が、単なるテクニック以上の意味を持ってきます。自分の内側のざわつきを、少し距離を置いて見るための“環境づくり”に近いんですよね。 さらに、本を読むときにページの向こう側の景色まで意識に含めてみるという話や、文字を模様のように眺める「解釈しないごっこ」など、起きている時間にも持ち込める視点がいくつもあって、現実と夢のあいだに通路を作るような感覚があります。夢の中で自分を雑に扱わないために、現実でも「自分を大切な友人として扱うなら?」と問いかける流れも自然でした。 現実をどうこう変える前に、まずは自分の意識の扱い方を知りたい人には刺さると思います。夢を操る、みたいな派手な話ではなく、日常のざわつきに振り回されないための静かな訓練として読むのがちょうどいい本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
読書の順序
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