
日本教の社会学
山本七平 and 小室直樹
累計読者数6
平均ハイライト数 61.2件/人
推定読了時間 約7時間18分
star総合評価 72/100
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この本について
仕事でも日常でも、「なんでこんな空気に振り回されてるんだろう…」とふと立ち止まることがあります。論理は通っているはずなのに場が受け付けない、事実を言っただけなのに場違いになる。自分がおかしいのか、空気がおかしいのか、その境目がわからなくなるときがあります。 『日本教の社会学』は、そのモヤモヤに正面から説明をつけてくれる一冊でした。たとえば、日本では「事実」と「実情」が混ざりやすく、空気がその橋渡しをしてしまうこと。だから事実をそのまま言うと、ときに“背教”扱いをされてしまう。その構造を言語化されるだけで、あの不可解な気まずさの理由が腑に落ちる瞬間がありました。また、自然=ありのまま=あるべき姿、という日本的な短絡がどれだけ矛盾を抱えているかが語られることで、自分の「本心」をどう扱えばいいのかも少し整理されます。感じたままが正しいのか、状況に合う心が正しいのか、その揺れがどこから来るのかが見えてきます。 さらに面白いのは、空気をつくる人間は“教祖”にならざるを得ない、という冷静な指摘です。会社でも組織でも、妙に場を支配する人がいる理由が、人格やカリスマではなく「機能的要請」によるものだとわかると、対人関係の見え方が少し変わりました。 組織の空気に疲れやすい人、あるいは「なんで話が通じないんだろう」と原因不明のズレを抱えてきた人には、静かに効いてくる本です。
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出版社による紹介
そして戦前日本は軍国主義国家ではなかった!碩学による「日本教」の徹底分析!政治・経済・宗教など叡智を尽くした議論白熱!
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