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小室直樹 日本人のための経済原論

小室直樹 日本人のための経済原論

小室 直樹

東洋経済新報社 / 2015-05-29

累計読者数14
平均ハイライト数 104.1件/人
推定読了時間 約9時間18分
star総合評価 75/100
menu_book精読型
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この本について

仕事でも生活でも、「なんでこの仕組みはこう動くんだろう…」と考えても、表面的な説明では腑に落ちないことが多いですよね。特に景気や失業みたいな大きな話になると、自分の感覚とニュースの語りが全然つながらなくて、モヤッとしたまま終わることがあると思います。僕もずっとそのタイプでした。 小室直樹のこの本は、経済の仕組みを「制度」と「宗教(価値観)」のレイヤーまで落として説明してくれるので、経済を数字ではなく“人間が作ったルールの結果”として捉え直せるところが効きました。例えば、失業は需要不足の結果というケインズの話も、「じゃあなぜ需要が減るのか」まで踏み込み、さらに市場の本質が淘汰にあるという指摘が重なると、景気の波を“自然法則に近い社会現象”として冷静に理解できるようになる。これだけで、ニュースへの向き合い方がガラッと変わります。 もうひとつ大きいのは、資本主義が単なる技術やお金の積み上げではなく、「所有権」や「救済観」のような宗教的背景を土台に成立しているという視点です。前期的資本の海賊と商船の区別が曖昧だった世界から、現代の“契約が文字通り守られる世界”へどう切り替わったのかを追うと、いま自分が立っている経済システムの“空気みたいな前提”が見えるようになる。この感覚は、職場の制度に感じる違和感にもつながります。 歴史や宗教に強くなくても読めるし、むしろ「なんとなく経済がつかめない」という人ほど刺さる本です。自分の立ち位置を確認したい時に、静かに効いてきます。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

稀代の社会科学者・小室直樹の経済論2冊を合本して復刻。経済学をわかりやすく解説した小室経済学の集大成にして決定版!
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